まな板について


Q)  突然のメールですみません。まな板の材質は、木とプラスチックと、どちらが良いのでしょうか?

 

   我が家では、今年の10月に、木からプラスチックに買い換えたのですが(木だとカビが生えやすく

 

   友人からプラスチックか抗菌まな板ならそんな事ないよ!と勧められたのです)

 

   どうも刃こぼれが多くなったような気がしますし、切れている期間が短くなったような気がするのですが・・・・・

 

00.12.2Y.Tさんより

 

A)  ズバリ、木のまな板です。

 

   まず、考えて頂きたいのですが、そもそも何故まな板は 「木」 なのでしょうか?

 

   そうです庖丁の刃をいためない為には、多少でも包丁の刃が食い込んでくれる木のまな板の方が

 

   庖丁の為にも良いのです。 プラスチックのまな板も最近は、色々あり中には、庖丁の刃をいため

 

   にくい物も出てきましたがやはり木にはかないません。もちろんY.Tさんお悩みの刃こぼれ、刃持ち

 

   の短さは、プラスチックの硬すぎることが最大の原因となっています。 しかしながら、木だとカビ

 

   生える為に多くの人が刃持ちの永さを犠牲にしながらも、プラスチックのまな板に買い換える人が

 

   多いいようですが、木のまな板でもカビを発生しにくくする使い方が有りますので是非参考にして

 

   下さい。  それは、使う前に、毎回木のまな板、を裏表とも水で十分に濡らしてから使う事です。

 

   つまり、先にまな板に水分を吸わせる事により、カビの栄養となる食材の油分、アク、などをまな板

 

   に吸い込ませなければ、カビの発生はグーンと防げます。  それと漂白剤による消毒の場合も

 

   同様で、乾いた状態のまな板を漂白剤につけますと、中まで染み込んで、いつまでたっても漂白剤

 

   の匂いが取れない事が有りますので、これも濡らしてから行ってください。後、ぬめりが気になる為

 

   太陽光での殺菌を行う時は、くれぐれも時間を掛けすぎない事!  直接でしたら片面、15分程度

 

   でOKです。このような点に注意して木のまな板を使って頂ければ、庖丁本来の切れ味、刃持ちが

 

   発揮出来ますので、面倒がらずにやってみて下さい。

Q)  小生、料理好きでマイまな板、マイ庖丁で週に1.2度料理をしています。庖丁の研ぎは、知り合い

 

   に上手な人がいるのでその人にお願いしているのですが、まな板が段々使っている場所が

 

   へっこんできまして・・・・・  何処かまな板削りをしてくれる所はご存知ないでしょうか?

 

00.12.20 J.Tさんより

 

A)   残念ながら、「ここぞ!」というところは分かりません。 只、私は刃物屋という事もありまして

 

   6年まえからカンナを使って自分で削っています。(決して庖丁研ぎほどうまくありませんが)

 

   まな板削りをやってくれそうな所として、材木屋さんか大工さんなどに知り合いがいれば聞いてみる

 

   のも良いのではないでしょうか。あと百貨店でも、木製品(まな板、セイロ、飯台等)を沢山扱って

 

   いれば、その売場に問い合わせてみてはいかがでしょうか。 そうそう、今思い出しましたが

 

   私が勤めているたまプラーザ東急百貨店では、木製品を納めているのが木曽の協同組合ですので

 

   4階家庭用品売場で、代行してお預かりしまな板削りを、過去に一度やった事がありました。

 

 

   値段は、1000円から2000円だったと思いますが、日数が1.2ヶ月かかったと思いました。


尚、誠に勝手ながらお返事には、2~3週間頂いておりますのでご了承下さい。